県が変わるとなんとなく進んでいる気がするもの。
静岡SAから浜松SAまではおよそ60km。たいして走っていない気がするが、どこまでも続く静岡県。長かった…
※何度も言いますがオレンジの文字はゆきねー心の声です。
変態上田氏とはここでお別れ。やはり自分のペースで走るのが一番楽なのだ。
しかし初心者ゆきねーを率いるteamJorenはそういうわけにもいかず…
すまねえな…まだぼっちは早いんだ…夜の高速道路なんて一人で走ってたら何が起こるかわからないじゃないか
オラオラしたクソガk…おぼっちゃまや、てやんで〜なトラックの運転手さんが「やあそこのねーちゃんいいバイク乗ってるねえ〜何ccだい?ななはんかい?」なんて聞いてきたらガタガタ震えて「は、はいななはんです」って言っちゃうじゃないか…
浜松SAを出発。
お腹も満たされリフレッシュ!さーて次はいよいよ静岡県脱出だ!
と意気込んだはいいが、結局仮眠すら昼間取れなかったゆきねー。睡魔はどうしたってやってくる。
眠気対策その1:ドリンク剤に頼る
眠気対策その2:無駄に目を見ひらく(乾くので注意)
眠気対策その3:歌う
iPhoneのグループ通話機能を使って4人同時通話をしてきたが、やはりトンネルや山間部を通るたびに通話が切れてしまうため、途中からくらさんとゆきねー(ビーコム)もやし氏とあべべ氏(セナ)で分かれて通話をしながらの旅に変更。
後続車を気にしながら、なおかつ給油・休憩のタイミングまで気にかけて先導するくらさんは、ありえないほど口数が少ない。
風の音もあるし、ちっちゃい声なら聞こえないだろう
ゆきねーひとりリサイタル開催だ。
80年代アイドルから最近のまでぶつぶつふんふん歌っていると、不思議と眠気が消えていく。
これだ。これなんだ!
調子にのってぼそぼそ小さい声で歌い続けていたそのとき。
くらさん「オーオーオっおっお〜♪」
えーーーーーーーーーーーー!聞こえてたんかーーーい!
突然入った合いの手に嬉し恥ずかし46歳。
ってかだまって聞いてんなし…
それからは歴代ジャニ◯ズの代表曲を大声で歌いながらの150km。
養老SAに到着。
もう外は明るくなってきましたよ。夜明けです。
トイレとタバコ休憩の後、すぐに出発です。先を急ぎますよ!
明るくなってくると視界のよさから一気にテンションもあがって、そのまま大阪へ突入〜〜!
がっ!!!
ちょっとのんびり行き過ぎた(汗)
朝の大阪通勤ラッシュにがっつりはまる…
暑い。そう大阪は暑い。
ゆきねー「もうそろガソリン入れないとです!隊長!」
くらさん「お、おう大丈夫だその先にあるはずだ!」
すすまない渋滞
みるみる減っていくガソリン
汗だくのライダー
ここで決断。
「とりあえず降りよう。降りてガソリンスタンド探すぞ!」
「おー!」
池田ICを降り、渋滞情報をチェック。
すぐ近くにガソリンスタンド発見!汗だくのまま給油をすませ、神戸と書かれている看板の方向へ…
くらさん「こっちだよ?」
全員「がぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
くらさんひとり右へ。残り3人は左へ。
あわてて軌道修正をするあべべ氏。
街中なのでiPhoneグループ通話も復活した。
ものすごい鼻息が誰のものだったかは言わないでおこう。
あべべ氏先導のもと、なんとかくらさんと合流して再出発(滝汗)
あべべ氏お疲れ様、そしてありがとう。
後々この大阪ハプニングが彼を地獄へと突き落とすことになるとは、この時本人しかわからなかったであろう。
ようやく大阪の渋滞を抜け、およそ83km。
山陽自動車道「淡河PA」に到着。
渋滞の暑さにやられ、水分補給と糖分の摂取をする。
シャツを水でびしょびしょにして涼を求める者、ベンチで横になる者、アイスで体を冷やす者。
それぞれになんとか乗り切ろうと必死だ。
コンビニのレジに並んでいるとき、となりにいたもやし氏がツイッターをみて小さい叫び声をあげた。
「ふぁ!!」
なになに?
おおおおおおおおお!!
いまどこにいるかわかるアプリケーションをツイッターで公開していてくれたもやし氏。
それを見て、東名多賀SA付近の橋の上から、teamJorenを激写してくれたひとがいた!
こんな写真滅多に撮ってもらえるものじゃない!
この時のテンションの上がりようは、この広島までの旅1番だったかもしれない。
応援してくれる人がいるんだ。
そう思ったらちょっとうるっときたゆきねーなのでした。
大阪の渋滞で軽い熱中症気味のあべべ氏。
ほんとお疲れ様。
さぁ次は岡山突入だ!
つづく。